2011年6月21日火曜日

大前研一の日本のカラクリより

つくづく思っておりましたが世の中変わってしまったんですよね!現実を見つめなおす必要があります。大前先生の一説をご紹介いたします。皆様方ハットしませんか?


「子供の教育にしても、大学まで出してやるのが親の務めという考え方はもはや通用しない。親の収入が激減して、脛がかじれなくなってきたからだ。加えて大学全入時代になると、大学に入る意味が本気で問い直されるようになる。職能を身につけるためなら専門学校のほうがいいという判断もあるし、欧米のように一度、社会人経験をしてから自分で稼いだお金で、あるいは自分で銀行ローンを組んで、大学に入り直すパターンも増えてくるだろう。しかしその価値のある大学が果たして何校日本にあるのか、という疑問は残る。


気が付いてみたら世の中はすっかり変わっていて、今、一番まともな生活をしているのは高校時代に成績が悪かったタイプだ。身の丈に合った職能を身につけて、等身大の人生を楽しんでいる。一方、高校時代は成績優秀、いい大学を出ていい会社に入って勤めた人ほど、出世競争の無間地獄を味わっている。競争に敗れれば将来の昇進昇給もなく、リストラの恐怖に怯えるだけ。競争に勝ち残っても、膨大な仕事に追い回され、無理して買った郊外の家から往復3時間の通勤で疲労困憊の日々。つまり成長期の出世コースを踏襲して背伸びして生きてきた人ほど、わりを食う時代なのである。」

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